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混入物はその存在を保てなくなる。
混入された世界も消失しやすくなる。
一般的に見ると、ガクゲイ員は非常に危険な仕事です。
しかしそこはご安心を。私は座標( 0,0,0 )にあるゲハイム博物館の支配人。
​長くここに滞在し、世界や存在を研究する者。皆さんが安心して仕事ができるようにしてあります。

履歴書が送られた時点で、あなたの存在をあなたが住む世界に固定し、あなたの魂を博物館のデータベースに登録いたしました。

​これであなたは簡単に死ぬことができなくなっていますから、安心して仕事に励んでくださいね。

3つのモード

ゲハイム博物館で遊ぶことを、ゲーム内では「セッションをする」といいます。基本的には全員でクリアを目指すものなので、仲間と協力して活動してください。

主な仕事は以下の通りです。

・【探索・調査】

→現地を調査し、地図を書くことが仕事です。調査したいものがあればどうぞご自由に。戦闘はありません。しかし、油断するとEPやMPが消えるかもしれないから気を付けて。置いてあるもので持って帰りたいものがあれば判定なしで持ち帰ることができます(ただしEPは減ります)。

・【蒐集・展示】

→ターゲットを捕獲し、展示する仕事です。企画展示用のターゲットは手強いので気を付けて。戦闘があります。ただし、置いてあるもので持って帰りたいものがあれば判定なしで持ち帰ることができます(ただしEPは減ります)。

・【事件解決】

​→稀にあるんですよ。その世界にいてはいけないものが事件を起こしていることが。これの調査と解決が主な仕事です。犯人確保に協力してあげてください。【探索・調査】でも【蒐集・展示】でも扱えない案件は全てこちらになります。時にはNPCから仕事の依頼を受けることもあると思います。その場合はうまく連携しあって解決してあげてください。

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遊ぶのに
必要な物

基本セット

  • 本サイト

  • キャラクターシート

  • シナリオ

  • サイコロ(シナリオによって必要なダイスは異なりますが、10面体1つあれば大丈夫です。)

 

探索調査モード

  • 白紙

  • ​ペン

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サイコロにまつわる
用語

シナリオを読んでいると、1D10とか1D3とか書かれていることがあります。

 

1D10は「10面体のサイコロ1つ」という意味です。前の数字がサイコロの個数、後ろの数字がそのサイコロを回すことで出る最大値をさしています。

​ゲハイム博物館では主に10面体ダイスと6面体ダイスを使用しますが、3面体ダイスやコイン(2面)を使うこともあります。

基本ステータス

HP、MP、EPについて

HP, MP, EPは1d10を回して、出目×10として決定すること。
振り直しは原則3回まで( 館長の判断にお任せします )。


HP
体力のことです。HPが0になると肉体が滅んでしまいます。でもどうかご安心を。
MPとEPがあれば、魂が保護された状態で博物館に帰還します。
帰還した魂は、新たな肉体を獲得することができます。この時、資格と一部技能を失うため、コストを継続してスキルを獲得しなおしてください。また、保護された魂を持って帰る関係で、仕事は2名以上で行うようにしてください。


MP
精神力のことです。​MPが0になると魂が消えてしまいます。でもどうかご安心を。
HPとEPがあれば、すぐさま空になった肉体に新たな魂が入ります。この時、知識と一部技能を失うため、コストを10にリセットしてスキルを獲得しなおしてください。


EP
存在力のことです。EPは【その世界特有のものを見聞きしたり、持ったり、使ったりすると減少】します。例えば、ただのハサミであればEPは変わりませんが、もしそれが“曰く付き”であったり、その世界独特の形をしているのならEPが減少します。
EPはあなたの定義そのものですので、一定数減少ごとに、見た目や記憶に変化が生じます。EP変化表は各シナリオに従ってください。

これが0になってしまうと、私も手の施しようがありません。ごくまれに、仲間がなんとか見つけ出して肉体のみ帰還するケースもあります。その場合、回収された肉体は再生技術館にて保管されます。そのせいか、たまに再生技術館への異動を希望される方がいらっしゃるんですよね……。

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種族とスキル

このゲハイム博物館があらゆる世界のものを受け入れられる場所であることは理解していると思います。それは展示物に限った話ではなく、従業員も該当します。あらゆる世界のあらゆる知的生命体が当博物館で働いています。――あなたも、自分では普通と思っているかもしれませんが、実は他の世界の人から見たら普通ではない種族かもしれませんよ。

また、いくら人手不足といえど何の特技もない人を雇うほどの余裕もありません。最初のうちは皆さんスキルコストを10持っています。
​スキルには【知識】【資格】【技能】の三種類があります。詳しくは履歴書作成時に説明します。

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各種判定

特別な出目

1はスペシャルとなります。通常の成功に比べて、よりよい結果を残すことができます。更に、スキルコストかEPを1獲得できます(PLが選択可能)。

10の場合はファンブルとなり、ペナルティが発生します。

ダイスの数を増やした際には、スペシャルは変わりませんが、ファンブルは最大値×個数の値(2D10なら20)になります。

HP
戦闘がない限り減少しません。戦闘時のダメージ判定処理は[知識・戦闘時の判定処理について]をご覧ください。

MP
【精神的に辛いものを見聞きしたり、体験する】と減少します。例えば知的生命体が死ぬ瞬間を目撃したり、なんらかのハラスメントを受けた際にはこのMPが減少します。この性質上、EPやHPと同時に減少することもよくあります。判定処理はEPと同じ(後述)です。

EP

存在度を表します。肉体か魂があればどうにか修復できますが、存在度はガクゲイ員と元居た世界を結びつける大切な命綱のようなものです。他の世界にいって、その世界特有のものを見たりその世界で有名人になってしまうと元の世界とのつながりが薄くなり存在度が減少します。原則、EP減少の判定処理は1D10の出目分が減少値となります。ただし、身体に直接つけて変化を起こすような強力なものの場合(たとえば薬など)、2D10、3D10、あるいは1D10+任意の数字などを適用してください。
EPが一定数減少ごとに、見た目や記憶に変化が生じます。EP変化表は各シナリオに従ってください。

また、EP判定でファンブルした場合はEPの減少値は倍になります。

回避

回避スキルを持っている場合、戦闘時の敵のターンの直前に回避判定を行うことができます。1D10を振り、4以下であれば成功です。

運スキルを獲得するとファンブルが変化します。EP-20が無くなる代わりに、悪運表を使うことになります。

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知識・戦闘時の判定処理について

知識スキルは館長の提案、もしくは怪しいと思ったところでPLの宣言により振ることができます。判定はスキル一覧表に従って処理してください。

戦闘は技能の戦闘に関するスキルを持ってる者だけが攻撃に参加でき、与ダメージは原則1D10です。敵からの被ダメージは1D6(強さによってダイス数変動アリ)となります。 敵のHPが0になった場合は捕獲不可です。

 

捕獲について

蒐集モードでは捕獲を行わなくてはいけません。戦闘スキルを有していなくても、捕獲の判定は可能です。捕獲は敵のHPが30%以下・1以上の状態で行うことができます。捕獲はPLの宣言によって発動し、1D10を振ります。敵の残りHPによって出目が異なります。 捕獲判定においてはスペシャルとファンブルはありません。 

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運搬について

蒐集モードで生き物を運ぶ際、帰還時に運搬判定があります。1D10を振り、7以下の場合は運搬成功、8以上の場合は全ての運搬はできなかった扱いになります。8以上を出してしまった場合、成果物から任意に選択したものを失います(成果物が1つの場合、それを失うことになります)。
なお、事件解決モードでは運搬判定は発生しません。

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​終了処理

成功報酬について

運搬と展示では成功報酬があります。運搬の成功報酬はそのシナリオの成功報酬であり、すぐに受け取れる金額です。シナリオごとに報酬が設定されています。
展示報酬は次のセッションで受け取れる報酬です。シナリオごとに成果物に金額が設定されており、その金額×次のセッションまでに開いた週(最大4週間)分受けとることができます。
例えば、成果物が500円で、次回開催が2週間後であった場合、1,000円の展示報酬が受け取れます。得たお金はシナリオ内で好きなように使ってください。現地で道具の調達をする際にも使えます。

コストの増加処理

シナリオが終わったPLはそれぞれ1D6を振ってください。出目の分コストを獲得できます。 スキルは最大で15こ獲得可能です。セッションを繰り返すうちにスキル15こ取り切った場合、あぶれたコストは最大EP値に加算してください。

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