top of page

Acerca de

Image by Brett Jordan

ゲハイム博物館とは

博物館の所在地

ゲハイム博物館があるのは座標( 0, 0, 0 )。この世でもあの世でもその世でもなく、どの世界にも行けるような場所にあります。全ての世界線が交わる原点……それが座標( 0, 0, 0 )です。このような場所があるため、しばしばあらゆる人や物が異世界に紛れ込んでしまいます。ここはそんな迷った物の回収、そしてその世界の影響を受けてしまい元の世界に帰れないものの蒐集・展示・研究を行っている施設です。

えぇ、ですから、あらゆる世界の住人に求人を出しました。大丈夫、死ぬことはありませんから。

支配人

はぁ、私についてですか?そうですね……名前は▊▊▊▊▊と申します。

​聞き取れない?それは貴方と私が住む世界が違うからでしょうね。見た目?さて、あなたにはどう映りますかね。

館長

館長ですか?それは様々いると思いますよ。人の姿をしているときもあれば、動植物の姿の時もあれば、あるいは姿がないこともあります。あまり気にしすぎないように。あなたはただ職務を全うすればよいのですから。

​館長はこのゲームの進行役(以下ゲームマスター、略してGM))のことをさします。館長の指示はよく聞くように。

ガクゲイ員

ガクゲイ員について教えてほしい?あなたのことですよ。何をいまさらそんなことを言うんですか。

​ガクゲイ員はこのゲーム内ではプレイヤー(以下PL)が扱うキャラクター(PC)のことをさします。

ガクゲイ員は必ず館長から二つのアイテムを支給されます。

 

​一つは懐中時計。あけると蓋の内側に透明なポケットがついており、そこに自分の大切にしている物を入れることで作動します。この大切にしている物が自分と自分が元も解いた世界の繋がりとして作用します。これをなくすと元の世界との繋がりが隔たれて、元に戻れなくなります。

二つ目は魂のランタン――と、職員たちが便宜上呼んでいるものです。実際にはランタンではないため、光源としての活躍は期待できません。しかし、このアイテムは肉体が滅んだガクゲイ員の魂を入れておくことができます。懐中時計が無事である場合、肉体の帰還は出来ないですが、魂の帰還は可能です。魂のみで帰った場合、支配人が新たな肉体を用意します。ある程度までは希望も聞きますが、残念ながら前と同じ体は作れないようです。そして何故か肉体が変わっても、元の世界で前と同じように生活ができます。友達も親も、見た目が変わったことになんの違和感も抱きません。

​――支配人のおかげで。

観測部屋

仕事をする際に呼ばれる部屋。
​この部屋からあらゆる世界へ赴く。館長はガクゲイ員を送り出す仕事を、支配人は世界そのものを発見・観察する仕事をしています。

蒐集物

様々な世界が点在していることは既に話しましたね。しかし、たまにヒトやモノが別世界に混入することがあります。原因は様々です。
それがあった世界が無くなった際、たまたま存在を保ってしまい他の世界へ飛ばされる。
このゲハイム博物館の所在地のように、全ての世界にあるものを受け入れられる場所に来てしまい、そこからさらに迷い込んでしまう。
はてまた、全く原因がわからないこともあります。

​本来その世界にあるべきでないものが混入した場合――ここでは混入物と呼びますが――その混入物は存在を保てなくなり、“なかったこと”になってしまいます。
それだけでなく、混入された世界が非常に弱っている場合、その世界の在り方を保てなくなり、より消失しやすくなってしまいます。
ですから、混入物が確認でき次第速やかに排除・保護する必要があります。
回収した混入物は、この博物館の展示品になります。

生きている人も、物も、あるいは魔術や呪術にまつわる儀式であっても。
本来は廃棄処分となるものを、集めて管理する場所としてこの博物館は運営されています。

世界の消失

星の生死についてはご存知ですか?まさにあれのように世界が消失します。もはや抱えきれなくなった世界、これ以上の未来を持つことができなくなった世界は座標から消えてしまいます。座標上の世界の観測と消失の確認は、別施設のコスモホールで行われています。

bottom of page